Long for ×××




昔から、兄さんは僕の憧れだった。
僕には決してできないことをやってのける兄さん。
それは憧憬にも似た、感情で。
でも、『憧れ』という言葉では括れない、想いだった。





僕と兄さんを育ててくれた神父さんが、死んだ。原因は、サタンという悪魔の王が、僕たち双子の本当の父親で、兄さんがその魔神の焔を受け継いでいる。それ故に、様々な目的で兄さんは狙われていて、その為に弟である僕が狙われた。
そして、僕を守る為に、神父さんは死んだ。
正直、突然、悪魔やサタンなどと言われても、僕は理解できなかった。だけど、実際、悪魔と呼ばれる存在を認識するようになって初めて、その存在を認めた。
無数に漂う、黒い虫のような群れ。異形の姿をした、イキモノ。

『お前の兄さんは、ずっと戦ってきた。これからも、ずっと』

それらを目にして呆然とする僕に神父さんが苦虫を潰したような声で、そう言った。そして僕の方を見て、いつものように笑って。

『雪男。燐を、……』

守ってやれ。

そう言葉にしようとした神父さんは、だけど声にならずに、倒れた……―――。




それから、亡くなった神父さんの代わりの後見人として、メフィスト・フェレスという男が現れた。その男は、今度僕が通うことになっていた正十字学園の理事長で、僕だけじゃなく兄さんも正十字学園に入学させてくれることになった。

「これから、父の代わりに僕が兄さんを守ります。その為に、僕は祓魔師になりたいです」

葬儀の後、フェレス卿はそう言った僕を満足そうに見ていた。そして、その為に塾に通わなければならないことを教えてくれた。

「祓魔塾?」
「そうです、その塾で祓魔師としての知識を学んでいかなければなりません」

犬に変身したフェレス卿は、僕を塾へ案内しながらそう言った。一年生の教室はここですよ、と案内されたそこは、とても古びていて、本当にここで大丈夫なのか?と心配になった。
教室の扉を開けると、中にはすでに生徒が何人かいて、僕は目で追いながらその人数を数えた。
一、二、三……七人。僕を含めると、八人の生徒がこの教室で祓魔術を学ぶことになる。

「……なんだか、少ないですね」
「これでも今年は多いほうですよ。祓魔師は年中人手不足なんですから」

そうなんだ、と納得していると、教室の扉が開く音がした。どうやら講師の先生がやって来たらしい。僕は居住まいを正して、どんな先生が来るのだろう?と緊張した。
カツン、と足音を立てて現れたその人は……―――。

「よし、皆揃ってるな?さっそく授業を始めるからな!」
「……は?」

真っ黒なコートに身を包み、長細い何かを布で巻いたようなモノを背負ったその人は、いつもと同じ無邪気な笑みを浮かべて。

「初めまして、俺の名前は奥村燐。見ての通りお前たちと同じ年なんだけど、祓魔師としては五年先輩に当たる。教える科目は剣実技と悪魔学。これからビシビシ鍛えていくつもりなんで、よろしくな」

ぐるりと教室内を見渡した講義の先生、いや、先ほど別れたはずの兄さんはそう挨拶した。
僕は、どういうことだ!?とフェレス卿を見下ろす。すると彼は悪戯が成功したような顔をして。

「彼は最年少で称号を取得した、剣術、及び悪魔学の天才ですよ」

僕は混乱した頭でそれを聞きながら、フェレス卿と兄さんを交互に見比べた。するとその様子に兄さんが気づいて、奥村君?と僕を呼んだ。え、兄さん、自分も奥村でしょ、と思いつつ、なんでもないです、と返した。

「んじゃ、早速始めるぞ。本当は悪魔薬学の先生が行うのがベストなんだけど、悪魔学にも共通してるってことで。……とりあえず、魔障を受けていない人は手を上げてくれるか?」

兄さんはそう言って、ぐるりと見渡した。

「三人だな。じゃあ、今日は魔障の儀についての講義を……」

淡々と授業を行う兄さんに、僕は唖然としたままだ。魔障とは、と説明する兄さんを見上げていた僕だったけれど、ふ、と兄さんの背後に鼠のような姿をした悪魔がいて、ハッと立ち上がった。

「に、兄さん!危ない!」

僕が声を掛けるのと、同時。

しゃあん、と金属が擦れる音がして。

『ぎぃああああああああああああ!』

悪魔が奇声を発しながら、どぅ!と倒れた。兄さんはその悪魔を見下ろして、淡々と、この悪魔は鬼と呼ばれる悪魔で、何て説明している。手にはいつの間にか刀が握られていて、淡い蒼い光を放っていた。

「本来なら、鬼は人のいる明るい場所には現れないんだけど、今日は何故か凶暴化しているみたいだな。まぁ、数はそんなに無いし、ちょっと片付けるから、お前ら動くなよー?」

兄さんは飄々とそう言い切って、たん、と教卓の上に乗りあがった。頭上から降ってくる小さな鬼の群れを、一閃で切り倒す。

「ちなみに、お前らの中で騎士の称号を取得予定のヤツはいるか?」

忙しく刀を振り回しながら、教卓という狭い足場の上で兄さんは舞うように鬼を倒していく。何故か、鬼たちは僕たち生徒の存在が見えていないように、兄さんの方にしか襲い掛からない。兄さんも、まるでそれが分かっているような態度で、僕は気が気じゃない。
そんな僕の心境も知らず、兄さんは僕たちのほうを見て、おや、という顔をする。そして少し嬉しそうな笑みを浮かべて。

「騎士志望は三人か。今年は中々有望じゃねぇか」

僕が慌てて振り返ると、塾の生徒の中で三人が手を上げていた。どこかキラキラとした尊敬の瞳で三人は兄さんを見ていて、ムッとする。三人とも手には竹刀や木刀を持っていたから、きっと剣道を習っているのだろう。
僕は正直、称号ってなんだ?と思ったが、兄さんが喜ぶなら、騎士っていうヤツに志望してもいいな、と思った。
だけどそんな僕を見透かしたように兄さんが、そうそう、と鬼を切りつけながら。

「奥村君は、騎士には向いてないから止めとけよ?」
「……ッ、どうして!」
「だって、眼鏡だし」
「そんなの関係ないでしょ!?」

真っ向から反対せされて僕がカッとなっていると、兄さんは棍棒を振り回す鬼を切り伏せて、関係あるぞ、と笑う。

「騎士は悪魔との接近戦が主だ。まぁ、竜騎士や詠唱騎士、手騎士のサポートがあってこその騎士なんだけどさ。つまり、一番怪我を負いやすいし、多分、一番死亡率が高い」

シン、と教室内が静かになる。兄さんはただ淡々と鬼を倒していきながら、だから、と僕を見下ろす。

「奥村君のように眼鏡をかけている人には、あまり騎士の称号はお勧めしない。眼鏡を吹き飛ばされたら、それで終わりだからな」

しゃ、ああん、と刀を仕舞った兄さんは、スッと腰を落として。

「ので、奥村君は竜騎士や詠唱騎士、または医工騎士になることをお勧めします」

先生として、な。

その瞬間。
ドン!と天井から降ってきた巨大な鬼を前に、ニッと口元を吊り上げた。
キィ、ん、と金属の叩く音がして、兄さんは落としていた腰を上げて、教卓から飛び降りた。トン、と兄さんの靴が床を叩く音がしたのと同時に、鬼が横に真っ二つに斬れた。
バッ、と鬼の体液のようなモノが飛び散って、僕たち塾生の方にも飛んできた。

「う、わ……?」

体液は肌に当たってすぐに蒸発したものの、やけに熱かった。よく見てみると、少し火傷のようなものになっていた。

「さて、本来なら魔障の儀式を鬼に手伝ってもらう予定だったんだけど、鬼はほとんど倒してしまったし、魔障を受けていない人は今さっきの鬼の体液を被ったから、魔障を受けたことになり、鬼が見えていると思うけど、どうかな?」

兄さんはそう言って、鬼を見下ろした。そして僕たち塾生を見て、満足そうに笑う。
多分僕たちは、呆気に取られた顔をしていたに違いない。
その時、丁度鐘が鳴って、授業と呼べるかどうかも分からない授業は、終わった。

「奥村先生!」

兄さんが教室を後にしようとすると、騎士を目指しているというあの三人が、兄さんに駆け寄った。きょとん、とした兄さんが、どうした?と首を傾げていると、三人がわらわらと兄さんを囲んで、凄いですね!と言っていた。

「奥村先生は、確か上一級位の騎士でしたよね?何で講師に?」
「あぁ、ほら、俺、お前らと同じ年だからだよ。教えるのにも、同じ年の方が色々としやすいだろ?」
「なるほど!それにしても、さっきの太刀、凄かったです。目で追うのに必死でした」
「え、お前、俺の筋が見えてたのか?」
「い、いえ、全部は追えませんでした。最後のなんて、刀を抜いたところくらいしか……」
「いや、それでもすげーよ!俺の筋を追えるヤツなんて早々いないぜ?お前、ほんとに騎士に向いてるんじゃねーの?」

あはは、と笑う兄さんを、僕は呆然と見つめた。
僕が知っている兄さんは、良くも悪くも、一人だった。
回りに馴染めずに、よく喧嘩しては神父さんに怒られて、僕はそんな兄さんの手当てをしていた。
それが、今ではこんな風に人に囲まれて、当然のように笑っている。
知らない。こんな兄さんを、僕は知らない。

「奥村君?」

どうしたんです?と聞いてくる犬の存在を思考の端に追いやって、僕は立ち上がった。膝の上に載っていた犬は転げ落ちて何か言っていたけれど、無視した。
ずんずんと兄さんの方に歩いていくと、途中で僕に気づいたのか、兄さんは不思議そうな顔で奥村君?なんて首を傾げている。
僕はとりあえずその腕を取って、教室を後にした。ちょ!どうかしたのか!?という兄さんの少し焦った声だとか、ぽかん、と呆気に取られている他の生徒たちのことなんて、僕の視界には入らなかった。

「……」
「……」

兄さんの腕を引いて歩いていると、兄さんはただ黙ったまま僕について来ていた。だけどちらちらとこちらを伺う視線がずっと背後からしていて、僕はついに立ち止まった。

「兄さん、どういうことなの」
「え、何が」
「何が、じゃなくて!なんで兄さんが講師なんてしてるのかって聞いてるんだよ」
「あぁ、そのことな!アレ?聞いてないのか?自分で説明するからってメフィストが言ってたんだけど……」

あぁ、あのモップ犬か。

僕はとりあえず、兄さんが悪いのではないのだと理解して、心を落ち着かせた。そして、改めて兄さんを振り返る。兄さんは見慣れない黒のコートを着崩していて、パッと見、祓魔師には見えない。それでもこの人は祓魔師で、きっと僕よりもずっと祓魔の術を知っているのだろう。
兄さんは少しバツの悪そうな顔をして、ぽつりと話し出した。

「お前には話していなかったけど、俺は五歳の時に自分の焔を抑えられなくなってさ。その頃から、自分の焔を操る術を学ぶ為に、祓魔師の勉強を始めたんだ」
「……、じゃあ、どうしてその時僕に話してくれなかったんだよ」
「それは……、お前には普通に生活して欲しかったからだよ。ジジイだって、それを望んでた」
「………だとしても、僕は話して欲しかった」

僕は唇を噛む。
悔しくて仕方なかった。兄さんや神父さんが戦っている間、僕は何も知らずに生活していたことが。そして何より、それを話してくれなかったことが。
子供っぽい主張だとは分かっている。それでも、仲間はずれにされたような心境は拭えなくて。
こんな風に考えるから、兄さんや神父さんは僕に話してくれなかったのか、なんてことを考える。
だけど、そんな僕を見透かしたように、兄さんは、馬鹿だな、と笑って。

「俺は、お前を巻き込みたくなかったんだよ。だって、お前は俺の弟だからな」

まぁ、それもこうなってはあんまり意味はなかったけど。
そう言って、くしゃりと頭を撫でる兄さん。
もう僕よりも身長は小さくて、少し背伸びをしないと僕の頭には手が届かないくせに。
その手のひらは、誰よりも温かくて大きくて。
このひとは、昔から何も変わっちゃいない。苛めれていた僕を庇う、あの頃の背中のままだ。
僕は、かつてのその小さな背中を思い出して、ぎゅっと手のひらを握り締めた。

「……僕は、」

僕は変わらないといけない。あの頃のように、兄さんの後ろにいるだけの、そんな弱い存在じゃいられない。

「僕は、強くなりたいよ。兄さん」

貴方を守れる存在になりたい。
貴方が守らなくてもいい存在になりたい。

僕がそう兄さんに告げると、兄さんはニッと楽しげに笑って。

「それなら、ちゃんと勉強して、早く俺に追いつくことだな、奥村君?」

その笑みは、かつての神父さんを思わせて。
僕は、その笑みに応えるようにして、笑った。

「分かっていますよ、先生?」







『どうだ?』

メフィストはティーカップに注いだ紅茶の香りを楽しみつつ、電話口でそう尋ねてきた相手に向かって、ふむ、と一つ考える素振りをした後、まぁ、授業としては中々ユニークでしたよ?と返した。

『や、今日の授業の内容じゃなくて!』

電話の向こうで慌てる相手の様子が手に取るように分かって、メフィストはクスリと小さく笑った。ここまで分かりやすいのも少し考えものだな、と思いつつ。

「分かっていますよ。弟さんのことでしょう?頭の出来は悪くないですし、彼は医者を目指していたのでしょう?だったら、医工騎士をお勧めするといいでしょう」
『そうなんだけどよ。アイツ、強くなりてーって言ってるし。かといって、騎士にならせるわけにはいかねーし』

どうすればいいと思う?と聞いてくる声は、兄そのものだ。だが、同時にメフィストには弟が相談してきているような声にも思えて、サタンの息子も大変だな、と他人ごとのように思った。

「全く。そこまで心配しなくても大丈夫でしょう?今日の授業でアレだけ言っておいたのですから、騎士になりたいとは言わないでしょう?もしアレなら、詠唱騎士か竜騎士にすればいいのですし。それに、手騎士の可能性もあるわけですから」
『うーん、医工騎士以外はハッキリ言って戦闘要員だからなぁ。あんまり乗り気はしねーんだけど』
「それは本人の意思次第。貴方が反対したところで、聞かないでしょう?貴方たちは双子ですからね」
『……それは遠回しに俺のこと言ってないか?お前?』
「おや、お分かりですか?」

当たり前だろ!と電話口で叫ぶので、メフィストは携帯電話を耳元から離した。全く、上一級になって少しは落ち着きが出てくるのかと期待したのに。とことん親に似たものだな、とメフィストは苦笑した。

『だいたい!今日の授業だって、お前が横槍入れただろ!?あん時、鬼が出てくる前に生徒側に結界張ったの、分かってたんだからな!』
「別に怒らなくてもいいじゃないですか。最近、貴方も暴れ足りないだろうと思って、私が気を利かせたのですよ。それに今年は騎士志望が多いと聞いたので、生徒たちにも良い勉強になるだろうな、と思いまして」
『だからって、教卓の上だけの『許可』をしないでくれ!狭いし、動きにくいし!』
「まぁまぁ、貴方ならそれくらいでも大丈夫でしょう?それに『許可』は滅多に出せるものじゃないんですから」
『……分かってるって』

ううう、と納得しているのか、いないのか。唸りながらもしぶしぶといった様子だ。
兄の心、弟知らず、だな。
メフィストは笑いながら、とにかく明日から頑張って下さいね、と言って、早々に電話を切った。付き合っていたらいつまでもウジウジと言われそうだし、何より、せっかくのティータイムを邪魔されるのは、本位ではないのだから。

「……まったく、どこの世界でも兄というのは苦労するものだな」

私も大変だな、と呟きながら、メフィストはティーカップを持ち上げた。




僕は少し疲れた体を引きずって、これからの寮生活を送る部屋へと向かっていた。少々古びた寮内の廊下を歩きながら、部屋のナンバーを見て回る。

「えっと、602,602号室は……、ここか」

ドアノブに手をかけながら、そういえば、と思い出す。寮は確か相部屋で、確か一つの部屋に四人が一緒に住むんだっけ?一体ルームメイトはどんな人たち何だろう?
僕は少し緊張しつつ、扉を開けた。すると中は真っ暗で、アレ?まだ来ていないのかな?と部屋の電気を付けた。すると。

「お、やっと来たな!待ちくたびれたぜ!」
「に、兄さん!?」

ダンボールの箱に囲まれて、兄さんが僕に向かって笑っている。僕は驚きつつ、何でここに!?と叫ぶと、兄さんはぶんぶんと尻尾を振って。

「一年は四人部屋なところを、メフィストに頼んで二日部屋にして貰ったんだよ。お前のことが心配だったし、俺、こんなんだからさ、他のヤツとかと相部屋とか無理だし」
「……」

尻尾をゆらゆらと揺らしながら、兄さんは無邪気に笑う。
僕は正直、ここは拷問室か!と思った。頭を抱えてため息を吐く僕に、兄さんは、何だよ、俺と一緒で嬉しくないのか?と少し悲しげな顔をする。おかげで僕は全力で首を横に振る羽目になった。

「そんなことないよ!嬉しいに決まってるじゃないか!」
「だろー?俺も嬉しいよ雪男!」
「……」

あぁ、無邪気な笑顔が眩しいよ兄さん。
僕はキラキラと光を放つその笑みに、あはは、と乾いた笑みを返した。

本来なら、双子の兄弟と同じ部屋に住むことになろうが、そこまで問題にすることじゃないだろう。ただ、僕の場合は大きな問題が一つあって。
それは……―――。

「……じゃあ、とりあえず兄さんはそっち側ね」

僕は、実の双子の兄さんに、人にはとても言えない感情を抱えている。
それは最近気づいた感情で、とても厄介なのに捨てれず昇華することもままらずに、僕の中でぐるぐると渦を巻いている。
その感情の、名前はきっと……『憧れ』という言葉ではない。
守ると決めたその人に向ける感情でもないことくらい、分かっている。

だけど、止められなくて。

「おう!じゃあ雪男はこっちな!」

嬉々としてダンボール箱を整理し始めた兄さんの背中に、僕は再び誓う。


「兄さんは、僕が守るよ。……誰からも、ね」


だけどその誓いは、その後の僕を大いに苦しめる羽目になるとは、このとき僕自身、予想だにしていなかった。




END



というわけで。
リクエストして下さいました、ララ様、ありがとうございました!
お待たせいたしました!リクエスト内容は「燐が天才祓魔師で講師、雪男が訓練生パロ」ということで、原作第二話を大本に書かせて頂きました!リクエストを頂いたときに、とにかく新鮮なネタだったので、どんな話にしようかなー?と原作読みながら考えていたら、二話で逆転したら楽しくね?と思い勢いで書きました。勢いで書いたので、色々とリクエストに沿っているのか不安ですが、まぁ、その、許してあげてください。とにかく兄をしっかりさせないと!と思いつつ書いていたら、面倒見のいい先生みたいになってしまいました。アレ?おかしいな?もっとしっかりした風に書くつもりだったのにな?
一番困ったのが、兄の専門講義ですね。原作でしっかり公開されていないので、悪魔学についてはまるきり那儀さんの捏造です。まぁ、兄自身が悪魔なので悪魔学とかあったら天才になれるよね、と。
そして話中に登場した『許可』についてですが、これは「愛してる、シリーズ」にも出す予定の内容ですので、そちらで解説いたしますので、今回の解説はご了承ください。といっても近日には更新する予定ですけど(笑
ではでは、リクエストしていただきまして、ありがとうございました!

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